こんにちは、ままゴン(@mamagonchibigon)です。
いきなりですが、他人の出産エピソードって、無性に気になりませんか?笑
私自身、特に1人目出産の前は
ってな具合に、先輩ママに聞きまくったり、出産体験談を読みあさったりしていました。
いざ、自分の出産を終えた結果・・・、
↑注意:関西人ではありませんが、関西弁でツッコみたい衝動に駆られました
ってな具合に、育児書には書いてないようなちょっと変わった出産を体験しましたので、出産レポートとしてまとめてみたいと思います。
自分で思い返してみても、いや~、笑えるww
これから出産を迎える方の励みになるか?は、ちょっと謎ですが、
「出産を前に不安がいっぱいなプレママたちの気持ちを軽くできればいいな」と思いつつ、めいっぱいふざけながらお届けしていきます。笑
つらい陣痛時間をちょっとでも短くしたいって方、読んだ方がいいですよ~。役に立ちますよ~。←怪しい勧誘。笑
ちなみにこの出産を通し、3190gの元気な女の子が産まれました♪
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目次
出産前の兆候!おしるしキター!
39w6d
予定日前日、大きくなりすぎたお腹と、寝返りがうてないほどひどい股関節痛に悩まされていた頃。
ついにキタ―――――!!
お・し・る・し♡
朝、トイレで自分のパンツにうっすらとついた赤っぽいピンクっぽいおりものに感動。感激。ありがとう、出血。
人生の中で、パンツにつくおりものにこんなに喜びを感じる瞬間は二度とないだろう。
「お腹の中の赤ちゃん様様、ついにご対面なさる決心がついたのですね。ありがとう。ありがとう。」
そんな風に話しかけ、臨月妊婦ができるはずもないスキップを妄想の中でしていると、
ふと我に返った。
・・・・・・ってことは、もうすぐ陣痛との戦いが始まるのか。
頭の中はメルヘンモードから一気に戦国時代へ
いざ、行かん!!陣痛の乱!!
・・・・・・こわいよぉぉぉぉ~~泣
陣痛→破水→出産!のイメージトレーニングは完璧だぜ!!
読みあさっていた育児書や出産レポを思い返し、ひたすらイメージトレーニングをくり返す。
「この後、陣痛がきて、間隔が10分おきになったら病院に連絡して・・・」
イメージとは裏腹に、おしるしはきたものの、一向に陣痛らしき痛みがこない。
人はこれを生き地獄と呼ぶのか??
いつ来るやも知れぬ痛みに怯える時間。長い・・・。
ジンクスを頼りに夕飯は焼き肉に決定!
あとはオロナミンCだっけ?リポビタンDだっけ?
ま、なんでも同じか♪と、チオビタドリンクに手をのばす。
陣痛か?前駆陣痛なのか??
夕飯に焼き肉をたらふく食べ、完全に油断モード突入。
「今日は来ないか♪」と、のんきにゴロゴロ過ごす。
が、
ん??あれ??痛いかも??
痛い、というよりはお腹が強く張る感じ。
ふーーー、っと息を吐けばガマンできる程度。陣痛って、こんなもんじゃないよね??
だって、鼻からスイカ出るくらい痛いって聞くし。
と思いつつ、一応陣痛アプリで時間計測。
うーん、気になる・・・。
時間を測ることに集中しすぎて眠れない。
40w0d 深夜1時 ついに病院へ!
陣痛間隔10分を切ったあたりから、急に間隔が5~6分に!
あわてて旦那を叩き起こし、病院へ!(電話連絡済み)
病院に向かう車中で猛烈な空腹に襲われ、コンビニでおにぎり購入。
旦那と2人でおにぎりをモグモグ・・・。痛い・・・。モグモグ・・・。痛い・・・。
いや!早く病院行けよ!!というセルフツッコミの後、病院到着。
お腹の張りが強くなるたびに、さっきおにぎりを食べたことを後悔する。
NST開始!が、陣痛の波が遠のく・・・
助産師さんたちがテキパキと指示を出す。
私と旦那はいわれるがまま、着替えやら入院グッズ確認やら、もろもろを済ませてNST開始!
が、家で感じた痛みはどこへやら。
肌寒い陣痛室のせいなのか、さっき食べたおにぎりのせいなのか、適当に飲んだチオビタのせいなのか
痛みの波がこないという恐ろしく静かな時が流れる・・・。
結果、フライング入院・・・
NSTの結果、まだ本陣痛ではないとのこと。
なんだよ、ちくしょう。さっきのドキドキ返せよ。と、ブラックな感情が湧きあがる。
(おにぎり食べてたやつがよく言うぜ。)
ちょうど予定日だったこともあり、そのまま入院決定。
ザ・フライング入院。
まずい、うちには入院費をポンポン出せるお財布は持ち合わせていない!!
なんとしても早く産みたい!
早く産まなきゃ早く産まなきゃ早く産まなきゃ・・・
という変なプレッシャーを背負いながら一夜を明かす。
助産師さんは鬼ですか!!? 階段昇降地獄の到来
さらっと伝えられた地獄の運動メニュー
なんとしても今日中に産んでやる!!という決意のもと、今までの育児書情報を頼りに運動スタート。
スクワット→病院内のウォーキング→階段昇降(1-2階間を1往復)
臨月妊婦にしてはよくやった!と、自分をほめたたえつつ休憩しているところに助産師さん登場。
「全然甘いわよ~。本気で陣痛を起こしたいなら、階段昇降は連続30往復くらいはやらないとね♪」
はっ??なんですと???
「大丈夫よ~。病院なんだからいつ破水したっていいんだし♪」
ま、まぁそれはそうですが・・・。30往復?!
「転倒だけは気を付けてね!足はいつもより高く上げると効果的よ♪」
運動メニュー、さらにハードになってますが・・・。
やってやったぜ、35往復!!!
無駄に入院費を払いたくないというケチ感情に加え、元バスケ部の体育会系根性に火が付き、
地獄の運動メニュースタート!!
ナースステーションの目の前の階段を「これでもか!」と足をあげつつ上り下り。
30往復?はーん???? 35往復やったるぜよ。
変な意地がはたらき、35往復の階段昇降開始。
途中から「陣痛を起こしたい」という最大の目的を忘れ、ただメニューを完遂することだけに集中する。
最後の1往復を終えた時には、すべての目的を果たしたような達成感に包まれる。
愛しい旦那よ、私、やったよ?できたよ??←まだ産んでない
やっときました本陣痛!
1月だというのに、この妊婦はおかしいのか??というほど汗だく
すれ違うたびに、他の妊婦さんたちの刺さるような視線を感じながら病室へ。
部活後のような心地よい疲れをかみしめつつ、汗を流そうとシャワーに入る。
が!!!!ここにきて忘れかけていた目的を思い出す!
え!!痛い!!!痛いんですけど!!!
「お風呂に入るとお産が進む」というジンクスの通り、シャワーを浴びた途端におなかに昨夜とはまったく質のちがう痛みを感じる。
これが本陣痛ってやつか!!
さすがに裸はまずいでしょ、という理性のもと、急いでシャワーを終えてなんとか着替えを済ませる。
すぐに旦那に連絡。
「準備したらいくね~」というほんわかした返答にイライラ←完全な八つ当たり
ちょうどいいタイミングで夕食を運んできてくれた看護師さんへ
「痛いんです!トニカク!階段昇ッタンデ!!」
と、なぜか若干カタコトの日本語で訴える。
「じゃあ夕食を終えたらもう一度NSTしましょう。それまで、食べられるうちに食べておいてくださいね♪」
ウッス!!!了解っす!!!
波がくるたびに「う~~」っと声がもれるほどの痛みに耐えつつ、夕飯完食。食べ過ぎのせいか、気持ち悪い。
昨夜のおにぎりの反省をまったく生かせず。
運命の選択「はやく産みたい?のんびり産みたい?」
地獄の運動メニューをさらっと提供して去っていった助産師さん再登場。
NSTの結果をじーっと見たのち、笑顔でこう問いかける。
「はやく産みたい?のんびり産みたい?」
うーん、ちょっと待てよ??
出産にそんな選択肢があるなんて、聞いてないぞ?
このときすでに本陣痛は8分間隔
しかもけっこう痛い。生まれも育ちもジャパニーズな純日本人がカタコトをしゃべりだすレベルで痛い。
この状況で「のんびり」の選択肢を選ぶ勇者がいるならみてみたい
迷う余地なく選んだ「はやく産みたい」の選択肢
これがその後の運命を大きく変えるとは、このときは知る由もなかった・・・←テレビでよくあるやつ。
ひたすら歩くよ、どこまでも
「はやく産みたい」の結果は?
回答を得るや否や、不気味な笑みを浮かべる鬼コーチ、じゃなくて助産師さん。
つられて自分もなぜか にや~
イヤイヤ、笑ってる状況じゃないし!!痛いし!!こわいし!!
「ままゴンさん階段昇降もがんばれてたし、大丈夫だね! よし!歩こう!!」
はっ??
「どんどん歩こう~~~♪」
はっ??? 歩く?? 本陣痛中の妊婦でっせ??
しかも、なんかすごい楽しそうなんですが・・・。助産師さんって、すごいわ。と心の底から感じる。
どんどん進む出産準備
出産用の病院着に着替え、入院グッズにしのばせた陣痛対策グッズ(テニスボールやらなにやら)を片手に病室移動。
いざ!出陣!!
今回の出産はLDR!やったー♪
陣痛室と分娩室がひとつになった部屋。陣痛・出産・産後の回復までを同じ部屋で過ごせる。
MAXの陣痛中に分娩台へ移動する負担がなく、しかも立ち会う家族もずっと一緒にいられるというなんとも魅力的な部屋。
完全個室のため、隣りの妊婦さんの「いたいーーー」なんていう叫び声は聞こえないし、テレビがあったり音楽が聴けたり。メリット盛りだくさんで、人気が高い。
点滴を刺したら準備OK! あとはベッドで陣痛の痛みを耐えるのみ・・・じゃなかった。
歩くんだった。
ここにきて、一気に階段昇降の疲れを足に感じる。なんかヒザがカクカクスル・・・。
後悔先に立たず、とはよくいったものだ。
ちなみに本陣痛は5~6分間隔。子宮口4㎝。
これでも歩くんですか?!鬼コーチ!!・・・じゃなかった、助産師さん!!
旦那とのなが~い散歩デートを堪能
本陣痛がスタートし、なんだかんだで1時間半くらいたったころ。
ウォーキングスタート!
病院内の廊下をひたすら歩く。歩く。歩く。
点滴台をカラカラ押しながら、旦那を引き連れてひたすら歩く。
もう一度いいます。陣痛間隔5~6分。子宮口4㎝。
痛くないのかって? 痛いですよ!!
歩けるのかって?? 気合いですよ!! 休めるなら休みたいっすよ!!
それでもひたすら歩く。
みんなが夕食のお膳を下げたり、就寝前のテレビタイムを過ごす中、ただひたすらに歩く。
旦那、陣痛アプリを担当。
他愛もない会話も、陣痛の波がくるたびにしゃべれなくなるほどの痛みが襲う。
歩き方もペンギンみたいに不恰好になり、点滴台にしがみつきながら痛みに耐える。そして歩く。
歩き始めて2時間。
・・・・・・・2時間?!そんなに歩いたのか!!!
階段昇降35往復した直後ですけど!!
本陣痛開始から3時間半ほどたったころ、陣痛間隔が2分をきったところでやっと病室へ。
一応確認ですが、どんな育児書にも「本陣痛が始まってから3時間は歩き続けましょう」なんて書いてないよね?!
「陣痛間隔が2分を切るまでは運動しましょう」なんて書いてないよね??!!
つ、つ、つーかーれーたぁぁぁぁぁ。
やっと終わる・・・のか?
「破水待ち」渋滞発生 鬼コーチからのメニュー追加!
あまりの疲れで足がプルプルするなか、子宮口チェック。
7~8㎝までひらいてる!!
10㎝で最大!出産!! もうちょっとじゃーん!!
鬼コーチ、いや、助産師さんはやっぱり神だったのね! よし、あとは耐えるのみ・・・
と思ったのも束の間
「いい感じだね~。赤ちゃんがもう少し下がってきて、破水したら産まれるね。」
「だからさ、もうひと踏ん張り、横にならずに座ってようね~~~」
という心の声を押し殺し、疲労困憊のなか座ってみんなでテレビ鑑賞。
『マグロに賭けた男たち2017~悲運の親子漁師、極寒の死闘SP~』
なんかかっこいいテレビついてるけどさ!!!こっちだってまさに死闘ですわ!!!!
旦那と助産師さんの冗談交じりの会話。
私を励まそうと、おもしろい冗談をたたみかけるお笑い担当の旦那。
いや、おもしろいけどさ!!マグロもいいけどさ!!
みたいな変なテンションになり、もう訳がわからない状況。
そして突然の吐き気とともに、この数時間ともにがんばってくれた、おいしかった夕食が野に放たれた・・・
後から振り返れば、あの時が陣痛のピークだったのかな。←遠い目
マグロの親子漁師さん、勇気をありがとう。
旦那よ、笑いをありがとう。
お返しが、リバースした夕ご飯でごめんなさい。
こんな私でも、愛してくれますか?←無理。笑
風船、はじけました。
それでも寝かせてはくれない鬼コーチ。←もはや訂正しない
ベッドに座った状態でひたすら耐える。
腰が痛いのか、おなかが痛いのか、歩き疲れた足が痛いのか。
そんなことをぼんやり考えながら、何度目かの陣痛の波が来た瞬間
パーン!!っと、自分の股間で風船がはじけ飛ぶ感覚。
夕ご飯のリバースでは飽き足らず!ついに失禁か?!と思うほどの生ぬるい液体が両足をつたう。
こ、これが待ちに待った破水だ!!!
そこからはさっきまで冗談交じりで笑っていた助産師さんが豹変。
すぐに分娩姿勢をとり、赤ちゃん受け入れ態勢へ
やっとこの陣痛が終わる!!!
「赤ちゃんに会えるわ~」なんていう素敵ママの想像してたけど、実際はそれどころではない!
とにかく痛みから逃れたい!!!
会陰切開?!なんでもいいからはやくして~
そこでスタスタとドクター登場。
いや、走れよ!と、再びブラックな感情が湧き上がる。
「うーん、ちょっと出口きつそうだから切るからね~。いい~?」
なんでもいいよ!!はやくしろよ!!←失礼極まりない。
「麻酔するよ~」
”会陰切開がこわい”と感じているプレママさん、大丈夫です。
切開する瞬間、なんでもいいよ!はやく切れよ!と、お世話になったドクターに毒を吐けるようになります。
何も心配いりません。
自分の股から人間が!!!!!
切開のチクッとした痛みの直後、陣痛の波が襲来!
全力でいきむ!!自分の持つ全神経を股間に向けるのだ!!!←表現がきたない。でも真剣。
これ以上は息がもたない!ってほどいきんだその時、
自分の股から小さい人間の頭がぬるりと出てくる。
限界。
一度大きく息を吸いなおす。
自分の股から人間の上半身が出てる。すごい光景。
最後のいきみと同時に、赤ちゃん誕生。
助産師さんがささっと刺激した直後「オギャーーーー」という元気な産声が上がる。
はぁぁぁ・・・終わった。産んだ。産み落とした・・・。
やっと会えた。
さっきはただ陣痛から逃げたい!としか思えなかったのに、
赤ちゃんの姿を見て、産声を聞いて、自然とそんな感情があふれ、涙がこぼれた。
助産師さんが赤ちゃんを私の胸に寝かせると、
小さな口で一生懸命おっぱいを吸い始める。
こんなにも神秘的な瞬間が、世の中にはあるんだ。
人生で一番つらい時間のあとには、人生で一番幸せな時間が待っていました。
すべてのママたちを尊敬します
私と鬼コーチの出産エピソードは、一般的な流れとは違ったかもしれません。
でも、陣痛を乗り越えたママ。帝王切開という手術に臨んだママ。リスクを承知で無痛分娩に挑んだママ。
いろんなカタチがあるけれど、
すべての子どもたちには、
壁を乗り越え、命をつないでくれたママがいます。
出産を経験し、あらためて、自分を産んでくれた母親に感謝し、
すべてのママたちを尊敬します。
産まれてきてくれて、ありがとう
そしてなによりも、
一緒に陣痛を乗り越えて、この世に産まれてきてくれたわが子に感謝。
産まれてきてくれて、ありがとう。
「はやく産みたい?」という運命の選択を迫った助産師さんのおかげで、
分娩所要時間:4時間49分
大きなトラブルもない、超スピード安産でした。←このうちの大半は歩いてたけど。
鬼コーチ!ありがとうございました!!
最後に、これを読んでいる、これから出産に臨むママさんたちにエールを贈ります。
『はやく産みたければ、歩くのだ!!!』
↑助産師さんやドクターの指示に従ってくださいね♪
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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